2次試験お疲れ様です。
こんにちは、海南亭のシニアソムリエの金海です。2次の結果発表から数日経ちましたね。
そろそろみなさん実技の対策をどうしようかと悩まれている頃ですね。
2次試験の通過者数を計算してみましたので参考までに掲載したいと思います。
ソムリエ(2次だけ受験の方の数は除外しています、単年での受験の場合の数です)
1次通過者数 1899人
2次通過者数 1430人
1次から2次への合格率=75%
今年2次だけ受験されて2次を通過された方の数は303名
エキスパート(2次だけ受験の方の数は除外しています、単年での受験の場合の数です)
1次通過者数 1270人
2次通過者数 963人
1次から2次への合格率=76%
今年2次だけ受験されて2次を通過された方の数は275名
シニアソムリエ(2次だけ受験の方の数は除外しています、単年での受験の場合の数です)
1次通過者数 64人
2次通過者数 57人
1次から2次への合格率=89%
今年2次だけ受験されて2次を通過された方の数は19名
シニアエキスパート(2次だけ受験の方の数は除外しています、単年での受験の場合の数です)
1次通過者数 57人
2次通過者数 49人
1次から2次への合格率=86%
今年2次だけ受験されて2次を通過された方の数は22名
以上の結果となっています。一般呼称は7割の方が通過されてシニアは8割の方が通過されています。
大体7~8割の合格率となっています。 2次のテイスティングも油断できないですね。
合格されたみなさんおめでとうございます。残すはサービス実技の3次のみですね。バッチまであと少しです。
バッチを付けて仕事をしている自分の姿を想像して3次試験は11月7日の実施となり、今からみなさん猛練習をされることと思います。
先日佐藤陽一さんがインターネットへの実技試験への書き込みされている記事を見つけました。
私は面識は有りませんが、ソムリエ協会の理事をされているソムリエ界の重鎮の方です。
実技に向けて是非、佐藤さんの記事を読んで頂きたくて一部をここで紹介したいと思います。
この記事が書かれたのは数年前のようですが、試験官目線の思いなどが書かれていて、非常に役に立つと思います。
ここから佐藤陽一さんの記事です
■さて実技です
ソムリエ試験というものは、一応5年間の最低実務経験と、長時間労働! そしてまかないが余り良くなくても文句を言わないで笑顔で働ける人のみ受けることのできる、スペシァルな資格試験なのですが(ちょっと嘘)、実際に試験の抜栓の状態を見ていると、ほんとに5年間の間、何をしていたんだろうと、感じさせてくれる受験生も多いのです。
カップシュールを迷うこと無く引きちぎり、左右に揺らしながら激しくコルクを抜き、全く関係のない個所にライトを当てながら行うデカンタージュ(なぜかデカンタージュの間も謎の笑顔!)と理不尽のオンパレード。
これではいくら仏の心と、サービス精神が取り得の私たちでさえ、心に迷いが生じます。「この人を認めていいものか?」と。
実際のところ、私たちは、最初の立ち方や、ワインオープナーの持ち方を見ただけで、その受験者が普段どのようにしているかは見抜けてしまうのです。ですから実技の審査をうける人で、実技は少し心もとない、という方は、しっかりと練習をして、実際の試験に望んで欲しいと思
います。
立ち方だけで経験の度合いが見抜けるのと同様に、練習をしてきた人と、ぶっつけ本番で通ればラッキーと思ってきている人との違いも、こちら側では全て判っているのです(もちろん試験官自体にも多少の個人差はありますけれど)。
試験の審査は減点法で見ますが、採点者の個人的な感情が介入しないように、細かく区切られたチェックの項目に沿って審査をつけていきます。ですから、ボトルが揺れただけとか、コルクを抜く際にポンと音をさせてしまっただけでは、落ちない仕組みになっているのですが、あくまでもソムリエとしてある程度のレベルになっているのかどうかを確認する意味もあるので、デカンタージュの間中、ポタポタとワインを(笑顔で)こぼし続けるとか、古い澱の出ているワインを丁寧にあけるという設定なのに、抜栓するときにボトルがぐるぐる回っているとか、やはりやってはいけない行為を続けられるとやはり採点もどんどんと厳しいものになっていくのは当然といえるでしょう。
基本的には、その人の努力を認めて、資格を与える事によって、より一層ソムリエとして邁進して行ってほしいというのが実技試験の主旨なので、どんなタイプのワインオープナーを使おうが、問題なく審査をします。
ただしあくまでも、ワインを理解し、ワインとゲストと両方からの信頼があって、初めてソムリエですといえるようになるので、
そのポイントを忘れずに、試験に臨んで欲しいと思います。
佐藤さんの記事は以上です。僕はこの記事を読んでお会いしたことはありませんが、佐藤さんの事がすごく好きになりました。
この記事のなかで最も印象に残ったのが
基本的には、その人の努力を認めて、資格を与える事によって、より一層ソムリエとして邁進して行ってほしいというのが実技試験の主旨
素晴らしい言葉だと思います。佐藤さんかっこいいです。
実技試験は落とすための試験ではないはずです。とてつもないデキャンターの技術が必要な訳でもありません、ちゃんと練習すればほとんどの方が合格されるはずです。
実技に不安の有る方も沢山いらっしゃると思いますが、佐藤さんの記事をよんで少し楽になりませんでしたか?
サービス実技が完璧にできればもちろんそれに越した事はないですが、完璧でなくても合格できると思います。
油断はできませんが、今から約一か月有りますのでしっかりと練習をして体に覚え込ませれば必ずバッチまで到達できると思いますので、最後の力を振り絞って残りの一か月を走り切ってくださいね。
それと、私のエキスパートの結果なんですが、お恥ずかしながら、、、落ちてしまいました。 汗。
シニアソムリエ失格です、、、汗。 結果を真摯に受け止めてまた来年2次にチャンレンジしようと思います。
それではみなさん実技の練習頑張ってくださいね!大阪の鶴橋より応援しております!
そろそろみなさん実技の対策をどうしようかと悩まれている頃ですね。
2次試験の通過者数を計算してみましたので参考までに掲載したいと思います。
ソムリエ(2次だけ受験の方の数は除外しています、単年での受験の場合の数です)
1次通過者数 1899人
2次通過者数 1430人
1次から2次への合格率=75%
今年2次だけ受験されて2次を通過された方の数は303名
エキスパート(2次だけ受験の方の数は除外しています、単年での受験の場合の数です)
1次通過者数 1270人
2次通過者数 963人
1次から2次への合格率=76%
今年2次だけ受験されて2次を通過された方の数は275名
シニアソムリエ(2次だけ受験の方の数は除外しています、単年での受験の場合の数です)
1次通過者数 64人
2次通過者数 57人
1次から2次への合格率=89%
今年2次だけ受験されて2次を通過された方の数は19名
シニアエキスパート(2次だけ受験の方の数は除外しています、単年での受験の場合の数です)
1次通過者数 57人
2次通過者数 49人
1次から2次への合格率=86%
今年2次だけ受験されて2次を通過された方の数は22名
以上の結果となっています。一般呼称は7割の方が通過されてシニアは8割の方が通過されています。
大体7~8割の合格率となっています。 2次のテイスティングも油断できないですね。
合格されたみなさんおめでとうございます。残すはサービス実技の3次のみですね。バッチまであと少しです。
バッチを付けて仕事をしている自分の姿を想像して3次試験は11月7日の実施となり、今からみなさん猛練習をされることと思います。
先日佐藤陽一さんがインターネットへの実技試験への書き込みされている記事を見つけました。
私は面識は有りませんが、ソムリエ協会の理事をされているソムリエ界の重鎮の方です。
実技に向けて是非、佐藤さんの記事を読んで頂きたくて一部をここで紹介したいと思います。
この記事が書かれたのは数年前のようですが、試験官目線の思いなどが書かれていて、非常に役に立つと思います。
ここから佐藤陽一さんの記事です
■さて実技です
ソムリエ試験というものは、一応5年間の最低実務経験と、長時間労働! そしてまかないが余り良くなくても文句を言わないで笑顔で働ける人のみ受けることのできる、スペシァルな資格試験なのですが(ちょっと嘘)、実際に試験の抜栓の状態を見ていると、ほんとに5年間の間、何をしていたんだろうと、感じさせてくれる受験生も多いのです。
カップシュールを迷うこと無く引きちぎり、左右に揺らしながら激しくコルクを抜き、全く関係のない個所にライトを当てながら行うデカンタージュ(なぜかデカンタージュの間も謎の笑顔!)と理不尽のオンパレード。
これではいくら仏の心と、サービス精神が取り得の私たちでさえ、心に迷いが生じます。「この人を認めていいものか?」と。
実際のところ、私たちは、最初の立ち方や、ワインオープナーの持ち方を見ただけで、その受験者が普段どのようにしているかは見抜けてしまうのです。ですから実技の審査をうける人で、実技は少し心もとない、という方は、しっかりと練習をして、実際の試験に望んで欲しいと思
います。
立ち方だけで経験の度合いが見抜けるのと同様に、練習をしてきた人と、ぶっつけ本番で通ればラッキーと思ってきている人との違いも、こちら側では全て判っているのです(もちろん試験官自体にも多少の個人差はありますけれど)。
試験の審査は減点法で見ますが、採点者の個人的な感情が介入しないように、細かく区切られたチェックの項目に沿って審査をつけていきます。ですから、ボトルが揺れただけとか、コルクを抜く際にポンと音をさせてしまっただけでは、落ちない仕組みになっているのですが、あくまでもソムリエとしてある程度のレベルになっているのかどうかを確認する意味もあるので、デカンタージュの間中、ポタポタとワインを(笑顔で)こぼし続けるとか、古い澱の出ているワインを丁寧にあけるという設定なのに、抜栓するときにボトルがぐるぐる回っているとか、やはりやってはいけない行為を続けられるとやはり採点もどんどんと厳しいものになっていくのは当然といえるでしょう。
基本的には、その人の努力を認めて、資格を与える事によって、より一層ソムリエとして邁進して行ってほしいというのが実技試験の主旨なので、どんなタイプのワインオープナーを使おうが、問題なく審査をします。
ただしあくまでも、ワインを理解し、ワインとゲストと両方からの信頼があって、初めてソムリエですといえるようになるので、
そのポイントを忘れずに、試験に臨んで欲しいと思います。
佐藤さんの記事は以上です。僕はこの記事を読んでお会いしたことはありませんが、佐藤さんの事がすごく好きになりました。
この記事のなかで最も印象に残ったのが
基本的には、その人の努力を認めて、資格を与える事によって、より一層ソムリエとして邁進して行ってほしいというのが実技試験の主旨
素晴らしい言葉だと思います。佐藤さんかっこいいです。
実技試験は落とすための試験ではないはずです。とてつもないデキャンターの技術が必要な訳でもありません、ちゃんと練習すればほとんどの方が合格されるはずです。
実技に不安の有る方も沢山いらっしゃると思いますが、佐藤さんの記事をよんで少し楽になりませんでしたか?
サービス実技が完璧にできればもちろんそれに越した事はないですが、完璧でなくても合格できると思います。
油断はできませんが、今から約一か月有りますのでしっかりと練習をして体に覚え込ませれば必ずバッチまで到達できると思いますので、最後の力を振り絞って残りの一か月を走り切ってくださいね。
それと、私のエキスパートの結果なんですが、お恥ずかしながら、、、落ちてしまいました。 汗。
シニアソムリエ失格です、、、汗。 結果を真摯に受け止めてまた来年2次にチャンレンジしようと思います。
それではみなさん実技の練習頑張ってくださいね!大阪の鶴橋より応援しております!
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